数年前ですが、障害年金の裁定請求の代行のご依頼をいただきました。
ご依頼主のSさんは、60歳過ぎでまだお若いのですが、お体は大変な状況。
30年位前から、徐々に症状が進行したようです。
ところがSさんは、お体のこととは裏腹に、飄々としていて、とても明るく、前向き。まるでお体のことなど気にも留めていないようです。
(今思えば、意図してそう振舞っておられたのかもしれません。)
「もし自分が同じ状況だとしたら、あんなに前向きに生きられるだろうか・・・」
ついついネガティブになりがちな自分を顧みる機会になりました。
30年も前の診療記録が残っているはずもなく、作業は難航。難しい案件でした。残念ながら遡及して支給はされませんでしたが、年金事務所の皆さんのご指導、医療機関や元同僚の皆さんのご協力のおかげで、なんとか支給決定に漕ぎつけました。
将来何があるかわかりません。病院の領収書や、診断書などは極力とっておくべきですね。
Sさん、ありがとうございました。Sさんから学んだことは、僕の生きる糧にしていきます。
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