厚生労働省は17日、令和5年度厚生労働省委託事業「職場のハラスメントに関する実態調査」に関する報告書を公表しました。この調査は、全国の企業と労働者等を対象に、令和5年12月~令和6年1月に実施したものです。
企業調査においては、ハラスメントに関する相談件数は、セクハラについては「減少している」の割合がが最も高かったものの、それ以外は「変わらない」が最も高く、顧客等からの著しい迷惑行為(いわゆるカスハラ)のみ、「件数が増加している」の割合の方が「件数は減少している」より高い結果となっています。
また、ハラスメントの取組を進める上での課題について、取組を実施している企業では、「ハラス
メントかどうかの判断が難しい」の割合が最も高く、対応に苦慮している現状がうかがえます。
一方、労働者等調査では、インターンシップ中に就活等セクハラを一度以上受けたと回答した者について、インターンシップ中にセクハラを経験したと回答した割合は男性の方が女性より高く、インターンシップ以外の就職活動中のセクハラについても、男性の方が女性より経験した割合が高いという結果になっています。
報告書は厚生労働省のホームページでご確認ください。
「 職場のハラスメントに関する実態調査」の報告書を公表します(厚生労働省)
※記載内容は投稿時のものです。法改正等により変更となる場合があります。
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